誰も死ぬ必要の無いランクマッチバトル
SV初期環境のランクマッチも段々と煮詰まってきた頃合い。
最近(というわけでもないが)壁貼りオーロンゲを見かける機会も多くなってきた。
壁貼りオーロンゲといえば、
当ブログでは剣盾の時代に初手からTODをするという外道戦法を取っていたこともあったが、
それを恐れるあまりかオーロンゲは今作驚くべき対策技を習得してきた。
■すてぜりふ
オーロンゲは今作SVで何を思ったのか「すてぜりふ」を習得。そんな簡単にバラまいていい技じゃねぇぞこれ
相手のACを下げながら交代するというインチキ技で、
これによりただでさえサポート性能の高かった壁オーロンゲにさらなる磨きがかかった。
ドラパやサザンといったオーロンゲが有利な相手が環境に多いという点も追い風。
交代技であるため以前通用していた『食らいつくでキャッチする』という戦法が
いとも簡単に脱出されてしまうようになってしまった。
もうカジリガメでオーロンゲをTODすることはできないのだろうか……?
答えは否である。
我がTODカジリガメは壁貼りオーロンゲを絶対に許さない。
■最新式TODカジリガメ
カジリガメ@クリアチャーム
特 性:シェルアーマー
テラス:ノーマル
性 格:わんぱく
努力値:H252 B252 S4
実数値:197-135-156-xx-88-95
技構成:くらいつく/てっぺき/ねむる/みねうち
原理としては剣盾でやったものとほぼ同じ。
初手に出てきがちな壁貼りオーロンゲをキャッチしていきなりTODを狙っていく。
■技構成
食らいつくはキャッチするための技。死が二人を分かつまでお互いに交代できなくなる。
鉄壁はオーロンゲの攻撃を耐えるための技。
B+6になれば相手の無振りソウルクラッシュは10~13ダメージを受けない。
さらに特性のシェルアーマーにより急所に被弾することはないので安心。
眠るは回復するための技。
今作から眠るのPPが最大でも8回と大幅に減ってしまっているが、
B+6であれば相手が万が一A特化だったとしても被ダメージは最大16なので
ソウルクラッシュのPP15回で受ける総ダメージはたった240しかない。
うまくいけば1回の眠るだけで試合終了まで耐え抜くことも可能なのである。
そのため眠るのPPが足りなくなるということは基本的に無い。
みねうちは今回の肝である時間稼ぎのための技。詳細は後述。
■持ち物
だが冒頭で説明した通り、今作オーロンゲは捨て台詞を習得している。ただ食らいつくでキャッチしても簡単に逃げられてしまう。
そこで新アイテム『クリアチャーム』の出番である。
実は捨て台詞はクリアボディ等の特性などによって相手の能力を下げられなかった場合、
何故かその後の交代する効果も無くなってしまう仕様がある(剣盾から)
そのためクリアチャームを持たせておけば捨て台詞による逃走を防ぐことができるのだ。
これにより今作でも壁貼りオーロンゲを完全にハメることが可能となった、のだが……
■問題点
今作は愛の力を恐れた悪の組織ゲーフリによってメロメロの技マシンが削除されており、前作で使ったメロメロによる時間稼ぎ及び相手のPP温存ができなくなってしまった。
さらに先述の理由により持ち物もクリアチャームで固定であるため、
食べ残しという優秀な時間稼ぎアイテムも使うことができない。
よって今作ではいかにして時間を稼ぐか、というのが問題になってくる。
■時間稼ぎ
今作の試合時間の設定は以下の通り。・試合時間20分
・各プレイヤーの持ち時間7分
この試合時間20分をいかにして削りきるかというのが今回の鍵である。
メロメロがないためキャッチに成功したとしても相手が最速で技を選択し続けた場合、
試合時間20分が切れる前に相手のPPが無くなり悪あがきで自滅されてしまう可能性がある。
だが幸いなことに、壁貼り型のオーロンゲの総合計PPはそれなりに多い。
(ソウルクラッシュ(15)、捨て台詞(20)、リフレクター(20)、光の壁(30)の合計85)
そのためこの85ターンで20分を使い切ればこちらの勝利になるというわけである。
20分は1200秒なので85で割ると1ターンあたり約14秒ほど稼がなければならない。
技選択を遅らせることで多少時間は稼げるが、プレイヤーの持ち時間はたった7分。
7分は420秒なので85で割ると1ターンあたり約4.9秒しか猶予がないということになる。
あまりギリギリだと危ないので余裕を持って毎ターン約4秒が技選択で稼げる限度だろうか。
つまり毎ターン10秒ほどは技エフェクト等で時間を稼がなければならない。
前作であればメロメロや食べ残しでこの程度なら余裕で稼ぐことができたのだが…
ならば今作ではどうやって時間を稼げばよいのだろうか?
それがこのノーマルテラスタルみねうちである。
■ノーマルテラスタルみねうち
みねうちは普通は捕獲する際にしか使わない技であるが、HPが1残る技であるためいくら相手を殴っても倒してしまう事がない。
みねうちの最大PPは脅威の64回なのでPP切れの心配も一切ない。
さらにノーマルテラスタルと併せることにより、かなりの遅延行為が可能となる。
単純にテラスタル化の演出だけで10数秒程度稼げるというのもあるのだが、
テラスタイプと一致タイプの攻撃技を撃つ際、頭の飾りが光り輝くという演出がある。
これがみねうちを打つたびに毎回発生するためかなりの時間を稼ぐことができるのである。
具体的にはみねうち1回だけで7秒ほどの時間が消費できる。
さらにご存じの通りこのゲーム、やたらと挙動が重いことは周知の事実であるが、
テラスタルをすることでその重さを加速させて処理落ちやラグを誘発できる。
処理落ち中も試合時間は普通に進んでいるため、かなりの時間を稼ぐことが出来るのだ。
さらに当然相手の技にもエフェクトがあるので、
その時間も加味すれば1ターンに10秒を稼ぐというのは容易に達成することができるのだ。
今作のゲームの挙動の重さはTODをしろとゲーフリが言っているも同然であると言える。
みんなも胸を張って正々堂々とTODをしよう!
■欠点
・時間がかかる
当たり前だが勝つために20分もの時間がかかる。時間というのは誰にとっても有限である。
本当にその価値があるのか?胸に手を当てて考えてみよう。
・挑発オーロンゲ
負けです。諦めましょう。
・アタッカーオーロンゲ
負けです。諦めましょう。