このところ長い間ポケモンをしていなかったのだが、
ふと気が向いたので、久しぶりにランクマをやってみることにした。
だが現在のランクマッチのルールは
「伝説解禁+ダイマックス無し」という地獄の環境。
長いブランクを抱えた状態でいきなり対戦するには少々ヘビーな環境である。
そこで色々と座学によって環境を調べた結果、
「黒バドレックスが強いらしい」「やどみがをしてくるらしい」という
断片的な情報のみを拾い集めて対策を用意することにした。
アストラルビット/宿り木/身代わり/何か@食べ残しというのがベース。
残りの1枠は金縛りやサイコショック等が多いらしい。
これはつまり、ゴースト技と草技を無効化することができれば
やどみが黒バドレックスをほぼ完封することができるのだ!
今現在、ガラルにいる全ポケモンの中で
ゴースト技と草技を無効に出来るポケモンは4体しかいない。
この4体の中で最も可愛いのがルリリだったので採用された。
は?
ルリリ@進化の輝石
特性:草食
図太い H252 B252 D4
157-xx-101-40-61-40
滅びの歌/渦潮/アンコール/守る
常にバランスボールに乗っている体幹モンスター。
幼い頃からの弛まぬトレーニングが「力持ち」に繋がっているのかもしれない。
まぁ今回は力持ちではないが
黒バドのアストラルビットおよび草技は完全にシャットアウトできるため、
採用率の高いサイコショックのみに焦点を当ててHB特化。
サイコキネシスは一切考慮しない(投げやり)
副産物としてゴリランダーやナットレイに対して少し強い。
(勝てるとは言ってない)
火力がないルリリが相手を倒せるほぼ唯一の手段。
ラス1対面においても素早さの低いルリリが有利となる。
渦潮は相手の逃走を阻止する技。
これと滅びを組み合わせることによって確実に相手の息の根を止めることができる。
黒バドレックスはゴーストタイプなので普通に逃げられるのは秘密
アンコールは起点回避用。
相手が悠長に積み技なんぞしようなら後攻アンコ→滅びで確実に流すことができる。
守るは滅びのターン稼ぎ。
ルリリは脆いのでちゃんと守ってあげよう。
だがルリリを使うのにはちゃんとした理由がある。
みなさんはルリリのことをどれぐらい知っているだろうか?
上に書いてあるので皆さんはもう結構知っているかもしれないが
だがぶっちゃけあんまりよく知らない人が多いのではないだろうか?
進化後のマリルやマリルリとタイプが違う。
マリル・マリルリは水/フェアリーだがルリリはノーマル/フェアリーである。
余談だが、かつてフェアリーがなかった時代では、
ノーマル単タイプであり進化後と全くタイプが異なっていた。
このように進化後と全くタイプが違うポケモンというのは、
イーブイと5世代までのルリリしか存在しない。
多様な進化をするのがアイデンティティであるイーブイはともかく、
ルリリは特に何の理由も設定もなく何故か進化後とタイプが違うのである。
さらにルリリの強みはその孵化方法の特異さにもある。
ルリリを孵化するためには
親のマリルに「うしおのおこう」という謎アイテムを持たせてタマゴを作る必要がある。
持たせない場合にはルリリではなくマリルがそのまま生まれる。
さらに(7世代までだが)タマゴ技においても、
基本的なアタッカーで使うアクジェや腹太鼓はマリルのみの遺伝であり、
むしろルリリではそれらを遺伝することはできなかった。
マリルリを育成する場合にはルリリを孵化することは基本的にないのである。
ルリリ専用のタマゴ技もあるにはあったが、有用なのはアンコール程度である
そして8世代ではついにルリリ専用のタマゴ技は廃止され、
マリルで全部遺伝できるようになってしまった。
現状、もはやルリリを孵化する必要性は全くと言っていいほど無い。
それ故に現状ルリリは非常に影が薄い。
『なんか色々言ってるけど、今は技選択画面でタイプ相性わかるから意味ないじゃん』
と思った貴方。
その通り。
今ではタイプ相性のわからん殺しは基本的に不可能になっている。
だが、それこそがこのルリリの罠なのである。
何故ルリリなのか?
マリルやマリルリじゃない理由を探すことであろう。
そこで相手が思い至るのが『ルリリは進化後とタイプが違う』という点である。
その結論に至った相手はそこで思考を巡らすのをやめる。
「ノーマル技を使う力持ちトリルアタッカーか何かなのかな?」と・・・。
これこそがルリリの最大の利点であり、二重の思考トラップである。
『タイプが違う』という看破しやすいトラップを仕掛けることによって、
もう一つの『草食』という本当のトラップを気付かせないのである。
これによって相手は草技の使用を躊躇わなくなる。
マリルリを見れば草食という可能性を考える人はいるだろうが、
ルリリを見て草食という特性を思い至る人はほぼいないと断言できる。
だがそれも無理もないことである。
進化前の特性が違うポケモンというのは意外と多くいるため、よく知らない人も多い。
そもそもメジャーではない進化前の特性なんて知ってても役に立つことなんてない。
ヨーテリーの特性を3つとも正しく把握している人間がこの世に何人いるだろうか?
ちなみにヨーテリーは やる気 / 物拾い / 逃げ足 だが、進化すると 威嚇 / 砂かき / 肝っ玉 と全部変わる
そもそも『かわいいから』などというふざけた理由でPTに入れられているポケモンの
採用理由などを見抜くことなど誰も出来るわけがないのだから。
ちなみにやどみが黒バドレックスは言うほどいない
ふと気が向いたので、久しぶりにランクマをやってみることにした。
だが現在のランクマッチのルールは
「伝説解禁+ダイマックス無し」という地獄の環境。
長いブランクを抱えた状態でいきなり対戦するには少々ヘビーな環境である。
そこで色々と座学によって環境を調べた結果、
「黒バドレックスが強いらしい」「やどみがをしてくるらしい」という
断片的な情報のみを拾い集めて対策を用意することにした。
■やどみが黒バドレックス対策
基本的なやどみが黒バドレックスの技構成はアストラルビット/宿り木/身代わり/何か@食べ残しというのがベース。
残りの1枠は金縛りやサイコショック等が多いらしい。
これはつまり、ゴースト技と草技を無効化することができれば
やどみが黒バドレックスをほぼ完封することができるのだ!
今現在、ガラルにいる全ポケモンの中で
ゴースト技と草技を無効に出来るポケモンは4体しかいない。
この4体の中で最も可愛いのがルリリだったので採用された。
は?
■輝石ルリリ
ルリリ@進化の輝石
特性:草食
図太い H252 B252 D4
157-xx-101-40-61-40
滅びの歌/渦潮/アンコール/守る
常にバランスボールに乗っている体幹モンスター。
幼い頃からの弛まぬトレーニングが「力持ち」に繋がっているのかもしれない。
まぁ今回は力持ちではないが
黒バドのアストラルビットおよび草技は完全にシャットアウトできるため、
採用率の高いサイコショックのみに焦点を当ててHB特化。
サイコキネシスは一切考慮しない(投げやり)
副産物としてゴリランダーやナットレイに対して少し強い。
(勝てるとは言ってない)
■技
滅びの歌はメインウェポン。火力がないルリリが相手を倒せるほぼ唯一の手段。
ラス1対面においても素早さの低いルリリが有利となる。
渦潮は相手の逃走を阻止する技。
これと滅びを組み合わせることによって確実に相手の息の根を止めることができる。
黒バドレックスはゴーストタイプなので普通に逃げられるのは秘密
アンコールは起点回避用。
相手が悠長に積み技なんぞしようなら後攻アンコ→滅びで確実に流すことができる。
守るは滅びのターン稼ぎ。
ルリリは脆いのでちゃんと守ってあげよう。
■何故ルリリ?
『ルリリなんてただのウケ狙いのネタだろ』と思う人も多いかもしれない。だがルリリを使うのにはちゃんとした理由がある。
みなさんはルリリのことをどれぐらい知っているだろうか?
上に書いてあるので皆さんはもう結構知っているかもしれないが
だがぶっちゃけあんまりよく知らない人が多いのではないだろうか?
■ルリリの特異性
まずタイプ。進化後のマリルやマリルリとタイプが違う。
マリル・マリルリは水/フェアリーだがルリリはノーマル/フェアリーである。
余談だが、かつてフェアリーがなかった時代では、
ノーマル単タイプであり進化後と全くタイプが異なっていた。
このように進化後と全くタイプが違うポケモンというのは、
イーブイと5世代までのルリリしか存在しない。
多様な進化をするのがアイデンティティであるイーブイはともかく、
ルリリは特に何の理由も設定もなく何故か進化後とタイプが違うのである。
さらにルリリの強みはその孵化方法の特異さにもある。
ルリリを孵化するためには
親のマリルに「うしおのおこう」という謎アイテムを持たせてタマゴを作る必要がある。
持たせない場合にはルリリではなくマリルがそのまま生まれる。
さらに(7世代までだが)タマゴ技においても、
基本的なアタッカーで使うアクジェや腹太鼓はマリルのみの遺伝であり、
むしろルリリではそれらを遺伝することはできなかった。
マリルリを育成する場合にはルリリを孵化することは基本的にないのである。
ルリリ専用のタマゴ技もあるにはあったが、有用なのはアンコール程度である
そして8世代ではついにルリリ専用のタマゴ技は廃止され、
マリルで全部遺伝できるようになってしまった。
現状、もはやルリリを孵化する必要性は全くと言っていいほど無い。
それ故に現状ルリリは非常に影が薄い。
『なんか色々言ってるけど、今は技選択画面でタイプ相性わかるから意味ないじゃん』
と思った貴方。
その通り。
今ではタイプ相性のわからん殺しは基本的に不可能になっている。
だが、それこそがこのルリリの罠なのである。
■二重の罠
対戦相手のPTに居るルリリを見たとき、相手は何を思うだろうか?何故ルリリなのか?
マリルやマリルリじゃない理由を探すことであろう。
そこで相手が思い至るのが『ルリリは進化後とタイプが違う』という点である。
その結論に至った相手はそこで思考を巡らすのをやめる。
「ノーマル技を使う力持ちトリルアタッカーか何かなのかな?」と・・・。
これこそがルリリの最大の利点であり、二重の思考トラップである。
『タイプが違う』という看破しやすいトラップを仕掛けることによって、
もう一つの『草食』という本当のトラップを気付かせないのである。
これによって相手は草技の使用を躊躇わなくなる。
マリルリを見れば草食という可能性を考える人はいるだろうが、
ルリリを見て草食という特性を思い至る人はほぼいないと断言できる。
だがそれも無理もないことである。
進化前の特性が違うポケモンというのは意外と多くいるため、よく知らない人も多い。
そもそもメジャーではない進化前の特性なんて知ってても役に立つことなんてない。
ヨーテリーの特性を3つとも正しく把握している人間がこの世に何人いるだろうか?
ちなみにヨーテリーは やる気 / 物拾い / 逃げ足 だが、進化すると 威嚇 / 砂かき / 肝っ玉 と全部変わる
そもそも『かわいいから』などというふざけた理由でPTに入れられているポケモンの
採用理由などを見抜くことなど誰も出来るわけがないのだから。
ちなみにやどみが黒バドレックスは言うほどいない