ひとつ積んでは 夢のため・・・
ふたつ積んでは 夢のため・・・
■ダイマックスアドベンチャー
レイドバトルとバトルファクトリーを合体させたようなシステムであり、DLC第二弾「冠の雪原」の目玉となる施設である。
ダイマックスアドベンチャー(以下ダイベン)では、
仲間と協力してレイドバトルを戦い、最奥に待ち構える伝説のポケモンを倒すことになる。
略称に深い意味はありません。
ダイベンの報酬として、道中で捕まえたポケモンや、
見事に伝説のポケモンを倒すことが出来ればそれを捕獲して入手することもできる。
これらは野生のポケモンよりもかなり色違いの確率が高いようで、
通常1/300の確率で、光るお守り有りなら1/100の確率で色違いとなるらしい。
さらにもう一つ忘れてはいけないのは「マックスこうせき」である。
■マックスこうせき
マックスこうせきは、冠の雪原にて新たに登場したアイテム。前回の鎧の孤島の「ヨロイこうせき」と同じような物である。
ダイベンの報酬の他、レイドの報酬でも少ないが入手できる。
ヨロイ鉱石にわざわざ”ヨロイ”と名付けられていたため、
「冠ではまた別の鉱石が出るのでは・・・?」と薄々感づいていた方も多いと思われるが・・・
このマックス鉱石は非常に重要なアイテムであり、
通常特性を夢特性に変えられる「とくせいパッチ」の入手に必要になる。
今まで孵化や野生遭遇でせっかく手に入れた色違いのポケモンでも、
「夢特性じゃないから使えないよ・・・」という悲しみを味わったこと山の如し。
残念色違いがBOXやHOMEにひたすら貯まっているという方も多いはず。
そんな数多のトレーナー達の悲しみを救済してくれるまさに夢のアイテム、
それがこの「とくせいパッチ」なのである。
だが公式にてわざわざ「入手するとこが難しい貴重な道具」と明言されている通り、
その入手にはマックス鉱石200個と法外な個数を要求される。
マックス鉱石はとくせいパッチの他にも、
経験飴・ダイマックス飴・ヨロイ鉱石・果てはウルトラボールまで
様々なアイテムとの交換ができ、是非是非たくさん集めておきたい物なのである。
だがダイベンの報酬として貰えるマックス鉱石は微々たるものであり、
200個もの鉱石を貯めるのは非常に時間がかかってしまう。
その救済としてなのかどうかはわからないが、
通常のダイベンとは別にエンドレスモードというものが存在しており、
このモードはなんと通常よりもマックス鉱石を多く入手することができるのだ!
本題までが長すぎる
■エンドレスモード
その名の通りダイベンをエンドレスでし続けるモードである。エンドレスモードは
・冠の雪原のストーリーをクリア
・通常のダイベンを5回クリア
この2つの条件を満たすことで解禁される。
ダイベンは通常ポケモン3回+伝説(ボス)1回の計4戦という構成になっており、
通常のダイベンであればこのワンセットでクリアとなるのだが、
エンドレスモードではこのワンセットを1階とカウントし、
ひとつ階が終わればまた次の階へ、というのをゲームオーバーになるまで繰り返すことになる。
通常のダイベンとの違いは
・ボスを捕獲できない
・道中のポケモンの捕獲/交換はできるが、クリア時に貰えない
・次の階に進んでも、ポケモン・持ち物・HP・PP・状態異常はそのまま
・左上のライフは通常と同じ4個のままなので、4回死んだら終わり
・ただしボスを倒すとライフが1個だけ回復する といった点。
ポケモンを手に入れられない上に、かなり過酷な条件での挑戦となるが、
その分通常のダイベンよりも多くのマックス鉱石を手に入れることができる。
まぁ深く潜ることができていればの話ではあるが・・・
■エンドレスモードの報酬
通常のダイベンで貰えるマックス鉱石の数は巣穴を探索:倒した相手の数。つまり最大4個
奥まで到達:ボスを倒すと+2個
安全に探索:誰も死なずにクリアすると+2個
すごいポケモンボーナス:ボスを捕獲して手に入れた場合+3個
※つまり伝説1体につき1回のみのボーナスである
以上の最大で11個だが、伝説を取り尽くしたあとは最後のボーナスが無くなるので、
最終的には最大8個ということになる。
まぁ安全に探索ボーナスは出来ればラッキー程度なので、基本6個になるだろう。
※なおマルチだと鉱石が+2個貰えるが、それは通常もエンドレスも同じであるため省略する。
これに対してエンドレスはと言うと、
巣穴を探索:倒した敵の数
エンドレスモードボーナス:到達した階に応じて、倒した敵の数×最大4倍の個数が貰える。
倍率は下記の表
例えば地下3階まで行き、最後のボスに負けた場合は下記のようになる。
これが通常のダイベンだった場合、
2回クリアとボスで敗北1回の場合だと貰える鉱石は15~19個程度なので、
エンドレスボーナスがどれ程大きいかよく分かる。
さらに地下11階にまで到達しようものなら、
40個 +( 40 × 4 ) = 200個 とたった1回の挑戦でとくせいパッチを手に入れることすら可能なのだ!
このようにエンドレスは通常のダイベンよりもおトクに鉱石を集めることができる。
なのでマックス鉱石がたくさん欲しい人はこのエンドレスモードで
ガッポリウハウハ鉱石を稼ぎまくって夢のトレーナーライフを送ろう!!!
・・・なら良かったのになぁ
■エンドレスモードの落とし穴
みなさまのために用意しました!みたいなツラをしているこのモードだが、蓋を開ければ地獄のようなモードであることがすぐに分かる。
テストプレイしたのか?
■実は報酬はそんなに多くない
いきなり利点を全否定するような事を言うが、事実なので。このエンドレスモード、深く潜れば潜るほどリターンが増加していくのだが、
逆に言えば浅い階層で負けてしまった場合、驚くほど少なくなってしまう。
地下1階でボスに敗北した場合は通常と同じ個数(ポケモンが貰えない分通常以下である)、
地下2階でボスに敗北した場合でも通常より少し多い程度(通常9~11個、エンドレス14個)、
地下3階ぐらいまで到達できてようやくそれなりのリターンが生まれてくる。
だが、たかが3階といえども全く容易ではない。
HPやPP等が回復しないという仕様上、
エンドレスで3階まで行くのは、通常のダイベン3回クリアよりも遥かに難易度が高い。
というかそもそも通常のダイベン1回ですら負けることが多々あるというのに、
それをエンドレスで繰り返すモードで安定して勝てるわけなどないのは自明の理である。
■マルチのやりづらさ
通常のダイベンであれば、1回あたり長くても15~20分程度でお手軽にできるのに対し、エンドレスは文字通りエンドレスであるため、どれだけ時間がかかるかわからない。
5分ですぐ負けて終わるかもしれないし、2時間を超えるぐらい続いてしまうかもしれない。
時間的な拘束の見通しが立たないため気軽にやり辛いのである。
ちなみにリタイア機能などというものも当然ないため、
終わるためには負けるか切断する以外に方法はない。
そういう状況であるため、通常のダイベン以上に野良マルチはヤバくなる。
うっかり寝落ちしてしまったのかずっと技を選択してくれなくなる者や、
挙げ句の果てには、早く終わらせるために味方を攻撃する者まで多数確認されており、
野良のマルチは地獄の様相を呈している。
身内でやるのであればそんな問題ないかもしれないが、
そんなことする身内がいるのであれば、デリバードのレイドを回した方が多分効率が良い。
■悪魔のようなNPCたち
マルチでできないのであればソロでやるしかないのだが、こちらにも隙は無い。これはエンドレスだけの問題ではなく、通常のダイベンにも言えることだが、
驚く程のNPCの無能さには手を焼いている方も多いだろう。
永遠にツボを突き続けるドラピオン・スキスワで特性を滅茶苦茶にし続けるドータクン、
無限に仲間を作り続けるデデンネ・呪いで自害するミミッキュ等、厄介なポケモンたち、
HP赤ゲージで死にかけなのに断固としてポケモンを交換しなかったり、
逆に交換してほしくない時に交換したり・・・挙げればキリがない。
エンドレスでは上記に加えて更なる問題が発生する。技のPPである。
NPCはPPのことなど一切お構いなしに技をぶっ放すのだが、
通常のダイベンであれば4戦だけなのでPPが底を尽きることはほぼない。
だがエンドレスでは連戦に次ぐ連戦であるため、
使い続けた場合3階あたりに差し掛かる頃にはPPが全て無くなってしまう。
プレイヤー自身は自分で判断してポケモンを入れ替えれば済む話なのだが、
NPCはそうも行かない。
プレイヤーが交換をしないようにしてNPCに取らせてやるようにしたり、
研究員の道をたくさん通って交換してくれるように仕向けたりと、
プレイヤーが介護してやらなければならないのだ。
だがそこまで手を尽くしたとしても、手持ちを交換しないNPCは全く交換しない。
運が悪いと全部の技のPPが無くなっても交換せずに悪あがきをし始める始末。
もうここまで来ると最早このNPCは味方ではない。敵である。
通常のダイベンであれば、
「今のは運が悪かったな、まぁでもまた挑戦すればいいや」と楽観的になれるが、
エンドレスではそんな生易しいこと言ってられない。
エンドレスは例えるなら賽の河原で石の塔を組むようなものであり、
それを無能なNPC(鬼)によって崩されたとあっては殺意すらも抱くようになるだろう。
■総括
ここまでエンドレスモードをボロクソに叩いているが、別に私はエンドレスモードが嫌いだと言っているわけではない。
むしろ好きである。
大体の場合が1階2階辺りで負けて終わってしまい報酬もしょっぱいのだが、
たま~に運良く4階5階に到達してガッポリ鉱石が手に入ってしまうため、
その際の快楽・高揚感が深く記憶に残り、それを求めてさらにのめり込んでしまうのだ。
これはパチンコに嵌ってしまう精神構造に非常によく似ており、
もはやエンドレスモードはパチンコであると言っても過言ではない。
とある心理学者のネズミを使った実験によれば、
「ボタンを押すと、毎回必ずエサが出る装置」よりも
「ボタンを何回も押していると、ランダムにエサが出る装置」の方が
ネズミは長時間ボタンを押し続けるという。
あんな小さなネズミですらそうなってしまうのだから、
もはやこれは生物全体の原初的な欲求なのかもしれない。
パチンコはお金がかかってしまうが、このエンドレスモードはそんなことはない。
安心して欲に溺れたネズミになろうではないか。
というわけで、
みなさんもこの残酷で甘美なるエンドレスの世界に足を突っ込んでみてはいかがでしょうか?
お前も一緒に地獄に落ちるんだよ
本当はここからエンドレスモードのコツやらなんやらを書くつもりだったが、
この時点であまりにも長くなってしまっていたので、また別の記事で書くことにします。
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